Pi_DPS310
Overview
Raspberry Piで温度気圧センサ「DPS310」を扱うための資料やプログラムについてまとめる.
#内容が増えてきたら内容を複数のファイル,フォルダに分けて分割する.
1 How to use chipmaker library
DPS310を利用するためのライブラリをチップ製造元のInfineon Technologiesが下記ページで公開している.
https://github.com/Infineon/RaspberryPi_DPS
まずはこのライブラリを利用して値を読み取れるかを試す. ここではRaspberryPi Zeroを用いることを想定して進める.
1.1 ラズパイ側の準備
This driver depends on: - python version 3 and above - SMBus
と書いてあるので,以下の手順でPython3とSMBusをラズパイに入れる.ラズパイでのI2Cデバイスの使用方法の1の手順を実行してI2Cを使えるようにする.
下記のコマンドを打っておく.
sudo apt update
ライブラリ自体は下記コマンドでインストールする.
pip3 install DigitalPressureSensor
sudo pip3 install DigitalPressureSensor
1.2 ラズパイとDPS310を接続する
ラズパイのZero 2 Wと4BのGPIOのピン配置は同じ. 下の写真と表を参考に繋げる.とりあえずジャンパケーブルで繋げばいい.
| DPS310 | RasPi |
|---|---|
| GND | Ground |
| VCC | 3.3 power |
| SDA | GPIO 2 (SDA) |
| SCL | GPIO 3 (SCL) |
画像:https://www.switch-science.com/products/6286
画像:https://www.raspberrypi.com/documentation/computers/os.html#gpio-and-the-40-pin-header
1.3 サンプルコードを実行する
DPS310というフォルダを作る.
sudo mkdir ~/DPS310
このフォルダ内に下のリンク先のexample内の310と名前の付いたサンプルコード(2つある)をダウンロードし,先ほど作った「DPS310」に入れる.
https://github.com/Infineon/RaspberryPi_DPS
ラズパイでgithubから直接クローンするか,Windowsでダウンロードしたファイルをラズパイに移動する. 良くわからなければFTP.mdの方法でWindowsとラズパイでファイルを教諭できる状態にしてサンプルコードを移動すれば良い.
下記コマンドでそれぞれのコードを実行してみる.
cd DPS310
sudo python3 TempPressValues_310.py
sudo python3 calcTempPressOnce_310.py